<おおいたホームタウン推進協議会> 大分トリニータ応援募金を贈呈しました。 [2010年8月24日 17:05]
◇日時 平成22年 8月24日(火)午後3時40分
※平成22年度 おおいたホームタウン推進協議会 臨時総会にて
◇場所 大分文化会館 第1小ホール
【これまでの経過】
株式会社大分フットボールクラブの多額の債務超過が明らかになった昨年末、大分トリニータを救
って欲しいという皆さんから多くの声をいただく中、その熱意や願いの受け皿となる行動を早急に起
こすべきという市長の発案で、大分トリニータ応援募金を設置しました。
募金活動は「おおいたホームタウン推進協議会」が中心となって取り組みましたが、趣旨に賛同い
ただいたサポーター有志や募金箱を設置していただいた事業所など、多くの皆さんにご協力をいただ
き、県外からの振込みも含め、募金額は24,762,362円(平成22年8月15日現在)となりました。
募金はホームゲーム初戦で全額を渡すことも検討されましたが、実質Jリーグの指導下にあった大分
トリニータは、監督をはじめ主だった選手の放出など、徹底的に支出を抑えられ、収入は否応なしに
借金返済に充てざるを得ない状況にあったことから、募金に協力していただいた多くの皆さんが納得
できる使い方について検討することといたしました。
2月から3月にかけて、活動に参加された多くの皆さんから意見を伺ったところ、募金の使い方に関
しては様々な意見が寄せられましたが、最終的には、クラブ側の事情も聞くなか、企画運営会議と協
議会三役の了解のもと「練習環境整備等に充てるため400万円を贈呈する。」「残金は時期をみて引渡
すこととし、当面は本協議会で管理する。」「残金の贈呈時期等については協議会で決定する。」こ
ととし、3月28日のホームゲームで400万円を贈呈しました。
その後、トリニータの成績が低迷し、ワールドカップによる中断までの3試合の結果次第で、早くも
来期のJ1復帰を諦めざるを得ないような状況に陥ったことから、5月28日の本協議会総会を経て、6月
5日に会長が練習会場を訪ね、「応援する多くの皆さんの願いをつなげるためにも、中断までの一戦一
戦を全力で戦って欲しい」という激励とともに、募金の一部10万円を栄養補給費として贈呈しまし
た。
しかしながら、その後もトリニータの成績は第23節終了時点で13位と低迷している状況にありま
す。
【募金残額の贈呈】
これまで、「募金の残金は、いよいよJ1復帰が見えてきたとき、その環境整備のために使う」のが
望ましいとの判断のもと、引き渡しのタイミングを計ってきたものの、現段階では1年でのJ1復帰は
厳しいと判断せざるを得ない状況にあります。
このうえは、今期残された試合で結果を残し、来期につながる戦いをすることが重要であり、その
ことが、募金に賛同いただいた多くの市民・県民の皆さんの願いに応え、応援気運の盛り上がりやス
ポンサー獲得の促進につながるものと考えます。
こうしたことから、この段階において大分トリニータ応援募金の趣旨に沿った活用を図るべく、募
金の残額20,662,362円を一括贈呈することといたしました。
なお、株式会社大分フットボールクラブに対しては、募金していただいた多くの皆さんの思いをし
っかりと受け止めて有効に使っていただくように伝えるとともに、使途については後日公表していた
だきます。